40歳を過ぎたら、膝の痛みに注意

□歩き始めるときに膝が痛い

□椅子から立ち上がるときに膝が痛い

□階段の上り下りのときに膝が痛い

□正座がしにくくなった

□膝の内側を押すと痛い

□膝に水がたまって腫れる

これらの症状を日常的に感じるようになったら要注意です。変形性ひざ関節症という病気の初期症状である可能性があるからです。

変形性ひざ関節症の原因は完全には解明されていませんが、年齢や性別が関係していることがわかっています。

「変形性ひざ関節症」はひざの関節の軟骨が傷つくことで、関節に炎症が起こり痛みが生じる病気です。やがて軟骨が傷むと動かしたときの衝撃が吸収できなくなり非常に強い痛みを生じます。

患者数が増えはじめるのは40歳以降です。男女比は1:2の割合で女性に多く見られ、60歳代の女性の約40%、70歳代の女性の約70%がこの病気にかかっているといわれています。

高齢化が進むなか、国内の患者数は潜在的な方々も含め2,530万人、そのうち痛みなどの症状を伴う人はおよそ800万人いるという調査結果もあります。

膝の痛みや違和感の原因