医療保険の入院給付金の支払い

病気やケガで入院した時に金銭的に頼りになるのが医療保険の給付金です。

この給付金の支払い基準は、「入院1日に対していくら」というように、入院日数を乗じた金額が支払われます。

ただし、最近の医療保険では、1回の入院に対して給付金を支払う日数を「60日」に制限するのが主流となっております。

よく、「通算1,000日」などという表示がありますが、それは「60日の入院を何度繰り返しても、その合計で1,000日分までは支払います」という意味なのです。

例えば、脳梗塞でA病院に40日間入院した後、リハビリのためB病院に転院して90日入院した場合、この2つの病院は継続した病気の治療のため別々の入院とはみなされません。

このため、入院日数は合計130日ですが、60日限度の医療保険では、60日分の給付金しか支払われません。ただし、がん保険では、入院日数を制限しないのが一般的です。

しかし、胃がんで30日入院し、3ヶ月後に脳梗塞で30日間入院した場合は、それぞれの入院に対して30日分の給付金の合計60日分が支払われます。

保障ニーズに合った保険選びのコツ