妊娠と葉酸との関係

厚生労働省は、妊娠の可能性がある女性に対して、葉酸摂取を推奨しております。

妊娠前後の葉酸の摂取が、神経管閉鎖障害の発生リスクを軽減するという研究結果が示されていることから、妊娠を希望する女性に対して、十分な葉酸の摂取がすすめられるようになったものです。

葉酸の摂取方法は、食事からの摂取に加えて、サプリメントなどの栄養補助食品を活用するものです

■赤ちゃんの成長と葉酸

妊娠初期は、胎児の細胞分裂がさかんに行われます。

このため、妊娠直後は、二分脊椎症などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高い時期です。

葉酸は、赤血球の形成や赤ちゃんの正常な発育に必要なビタミンB群の一種で、こうした新生児障害のリスクを減らすために、重要な役割を持つ栄養素だと考えられています。

■妊活中にも葉酸は必要

葉酸は、妊娠中の摂取に限らず、妊娠の1か月以上前からの摂取が推奨されています。

それは、赤ちゃんに起こる二分脊椎症など先天異常の多くは、妊娠直後から10週以内に発生しているためです。

生理の遅れや体調の変化などで妊娠が発覚してからでは、初期の対応が遅れてしまいます。

そのため、葉酸は、妊娠を計画したそのときから、積極的に摂取することが大切なのです。

■男性の妊活

妊活は、何も女性だけの専売特許ではありません。男性の妊活も大切です。

葉酸は女性だけでなく、男性にも役立つ可能性があると考えられています。

すなわち、葉酸の積極的な摂取は、精子の染色体異常によい影響を及ぼす可能性があると示唆されているからです。

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