低反発ウレタン敷布団の特徴

低反発のウレタンを使用した敷布団は、テンピュールのFUTON-1やトゥルースリーパーなど、有名なマットレスメーカーからもが販売されておりますが、低価格が売り物のニトリでも、かなりお手頃な値段で低反発素材の敷布団が販売されています。

低反発ウレタンは、元々、NASAの宇宙飛行士を衝撃から身を守るために開発されたものです。

その特徴は、体圧分散性に非常に優れており、寝た時に、体全体に敷布団が密着してフィットするので、体重が分散されて無理な負担がかからないことです。

このため、硬めの寝心地が好きな人、硬めの寝心地が好きな人や、腰が弱い人には、低反発ウレタンを使用した敷布団は特におすすめです。

その反面、低反発ウレタンは高密度発砲ウレタンであるために、密度が高く吸湿発散性に劣ります。同時に、密着性が高くて体にぴったりフィットするため、暑いと感じる人もいるようです。

低反発素材を使用した敷布団は、どんな敷布団であってもへたってしまうことがあり、そうなると、体のラインが崩れて寝心地も悪くなってしまうので、その場合は買い替える必要があります。

低価格で厚みの薄い敷布団だと、一晩寝ただけでも、体が痛くなってしまうこともあるので、自分の体重に合わせて敷布団の硬さを選びましょう。

このため、敷布団を2枚重ねで使用する場合のベースとして使用するケースも非常に多いようです。

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マットレスに必要な機能

睡眠中は、脳や筋肉などあらゆる機能が停止するため、筋肉が緩みダランと力の抜けた状態となります。そのため、最も荷重のある肩や腰に大きな負担がかかりやすくなります。肩や腰に大きな負担をかけないために、ダランと力の抜けた身体を支える筋肉の役割を担うのがマットレスの役目です。
マットレスには、無くてはならない機能があります。その機能が優れている素材のマットレスほど、身体に優しく健康を支える良質な睡眠が実現できます。

■発散性(放湿性、透湿性)
内部にたまった湿気(水蒸気)および水分を外部へ放出する性質です。人は、体温を下げないと「深い眠り」に入ることができません。そのため、「汗」をかくことによって体温を調節しています。その「汗」を寝具が素早く発散し、体温をスムーズに調節するためには、布団の中の湿度を常に50%に保つ必要があります。肌にじかに使用する寝具ほど、発散性が求められ、この機能に乏しいと蒸れてしまいます。ウレタンなどの素材は、この機能に乏しく蒸れてしまうため、注意が必要です。

■通気性
内部と外部の間に空気を通わせる性質です。この機能が高いほど、発散性や熱伝導性が高くなりますが、ありすぎると保温性が乏しくなるため、用途によって必要性が異なります。また、汗は最終的に一番下へ溜まるため、特に、床に近いベッドやマットレスなどの寝具ほど重要な機能となります。

■支持性
身体を支える性質です。荷重を最も多く受けるのが背中と腰です。肩こりや腰痛を防止するためには、優れた支持性が必要となります。特に、敷きふとんやマットレスに、必須の機能となります。
ウレタンなどの素材は、体圧分散性には優れていますが、支持性があまりありません。荷重を多く受ける背中と腰だけが落ち込んでしまうため、注意が必要です。

■固さ
特に、敷きふとんやマットレスには、適度な固さが必要です。柔らかくて身体にフィットしすぎると、圧迫を感じないため、筋肉の緊張緩和や血行促進に欠かせない「寝返り」を妨げてしまいます。
逆に固すぎると痛みを感じるため、必要以上に「寝返り」を行い、背骨や腰の筋肉に無理な力がかかってしまい翌朝疲れが残ってしまいます。

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アレルギー対策布団の素材

敷布団にしても掛け布団にしても色んな素材の布団があります。一般的に日本では、綿(木棉)、化学繊維(ポリエステルなど)、羊毛、羽毛、この4つが主に布団の素材として使用されることが多くなっています。

この4つの中で、どれがダニ(ハウスダスト)アレルギーの子供に向いているのでしようか。

■綿(木綿)布団
木棉わたは湿度があるため、ダニが繁殖しやすい環境を作り出しやすいと言えるため、洗濯をきちんとすることを欠かさないことが大切です。
木棉が中綿として使われている布団ではなく、毛布の場合は洗濯機で簡単にザブザブと洗えるのでお勧めです。綿素材はどちらかといえば敷き布団に向いているかもしれません。

■羊毛布団
羊毛布団は文字通り羊の毛を使っています。そのためニオイを発することがあり、その臭いにダニが寄って来やすいと言われています。
また、羊毛布団に対して動物性繊維アレルギーを起こす方もいるので、その点も注意が必要です。

■羽毛布団
ガチョウやアヒルなどの羽毛が原料です。羊毛布団同様、臭いでダニが寄って来やすく、動物性繊維アレルギーを引き起こす可能性もあります。
しかし、羽が外に出ないように側生地が高密度になっているため、布団の中面にダニが入り込むことが少ないという良い面もあります。
ただ、表面にはダニは付くため、布団カバーをこまめに洗ったり、布団の表面にまめに掃除機をかけることで対策が可能です。

■化学繊維
家庭で洗濯しても縮みなどの問題が起こりにくいため、頻繁に丸洗いがすることが可能です。
比較的カラッとしていて湿度が少なく、ダニが好む環境ではありません。この点では非常にアレルギーの人向きと言えます。ただ、静電気を起こしやすく、静電気がホコリを吸い寄せてしまうというデメリットがあります。化学繊維はアトピーがひどくなる子もいますので、化学繊維の服などで肌が荒れるお子さんは注意です。他の3つの素材の布団に比べて安価なので、買い替えがしやすいという利点があります。

結論としては、綿や化繊の布団がアレルギー対策に最適というわけではなくて、あくまで、羽毛や羊毛布団よりはマシということです。
綿や化繊の布団に変えただけでダニアレルギーが劇的に治るわけでもありませんし、羽毛や羊毛を使ったからと言って、必ずダニアレルギーが悪化するわけではありません。

要は、どの素材の布団を選ぶにしても、手入れをして清潔な状態を保つことが大切なのです。

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