アレルギー対策布団の素材

敷布団にしても掛け布団にしても色んな素材の布団があります。一般的に日本では、綿(木棉)、化学繊維(ポリエステルなど)、羊毛、羽毛、この4つが主に布団の素材として使用されることが多くなっています。

この4つの中で、どれがダニ(ハウスダスト)アレルギーの子供に向いているのでしようか。

■綿(木綿)布団
木棉わたは湿度があるため、ダニが繁殖しやすい環境を作り出しやすいと言えるため、洗濯をきちんとすることを欠かさないことが大切です。
木棉が中綿として使われている布団ではなく、毛布の場合は洗濯機で簡単にザブザブと洗えるのでお勧めです。綿素材はどちらかといえば敷き布団に向いているかもしれません。

■羊毛布団
羊毛布団は文字通り羊の毛を使っています。そのためニオイを発することがあり、その臭いにダニが寄って来やすいと言われています。
また、羊毛布団に対して動物性繊維アレルギーを起こす方もいるので、その点も注意が必要です。

■羽毛布団
ガチョウやアヒルなどの羽毛が原料です。羊毛布団同様、臭いでダニが寄って来やすく、動物性繊維アレルギーを引き起こす可能性もあります。
しかし、羽が外に出ないように側生地が高密度になっているため、布団の中面にダニが入り込むことが少ないという良い面もあります。
ただ、表面にはダニは付くため、布団カバーをこまめに洗ったり、布団の表面にまめに掃除機をかけることで対策が可能です。

■化学繊維
家庭で洗濯しても縮みなどの問題が起こりにくいため、頻繁に丸洗いがすることが可能です。
比較的カラッとしていて湿度が少なく、ダニが好む環境ではありません。この点では非常にアレルギーの人向きと言えます。ただ、静電気を起こしやすく、静電気がホコリを吸い寄せてしまうというデメリットがあります。化学繊維はアトピーがひどくなる子もいますので、化学繊維の服などで肌が荒れるお子さんは注意です。他の3つの素材の布団に比べて安価なので、買い替えがしやすいという利点があります。

結論としては、綿や化繊の布団がアレルギー対策に最適というわけではなくて、あくまで、羽毛や羊毛布団よりはマシということです。
綿や化繊の布団に変えただけでダニアレルギーが劇的に治るわけでもありませんし、羽毛や羊毛を使ったからと言って、必ずダニアレルギーが悪化するわけではありません。

要は、どの素材の布団を選ぶにしても、手入れをして清潔な状態を保つことが大切なのです。

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