健康に役立つサプリメントの種類

不規則な食事、偏った食事を補ったり、健康を維持・増進したりする目的で「サプリメント」を利用する人が増えています。

サプリメントには、保健機能食品と一般食品の2種類があり、その形態も、錠剤やカプセル、粉末、栄養成分などをプラスした飲料やヨーグルトなどさまざまなものがあります。

サプリメントとは、体に必要な栄養成分や、体によい効果をもたらす機能成分を補う食品を言い、錠剤やカプセルのように薬に似た形態のものもありますが、あくまでも食品なのです。

このサプリメントと呼ばれている食品には、健康を保つことを目的に作られ、科学的な根拠に基づいて厚生労働省が定めた条件を満たす「保健機能食品」、日常的に食べている食品、保健機能食品以外で製造者や利用者が健康食品と考えている一般食品があります。

保健機能食品は、さらに、

■特定保健用食品(トクホ)

製品ごとに厳密な臨床試験が行なわれ、有効性や安全性についての一定の基準を満たしたものが、厚生労働省によって許可され、1991年に制度化された特定のマークが付いております。

体の健康維持に有効な機能成分が含まれている食品で、血中のコレステロール値を正常に保つのを助けたり、おなかの調子を整えたりするのに役立ちます。

■条件付き特定保健用食品

2005年4月から始まった新しい制度で、特定保健用食品と同様の食品ですが、有効性の科学的根拠ではトクホには及ばないものの、一定の有効性が確認されたものです。

■栄養機能食品

日常の食事で不足する栄養素を補うもので、現在、厚生労働省により基準が定められている栄養素は、ビタミン12種類、ミネラル5種類です。

これは、トクホと違って、個別に厚生労働省の許可を受けたものではありませんが、同省の規格基準を満たす商品だけが、栄養機能食品と表示することができます。

健康寿命とフレイルの関係